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チェレステが錆びるほど旅したい

自転車にもそんなに乗らないし、旅にもそんなに出ない私の、頭の中に浮かんだいろんなことを記します。

「リバース」湊かなえ

自己肯定感が低く、自分よりも優れた友人と付き合うことで、いや、付き合っていると感じることで、自分が自分の望む何かになったような感覚。すごくよくわかる。私だっていつもそうだ。自分よりもずっと優れた同僚や友人に劣等感を感じながら、自分がそういう環境に居られるということ自体で、自分の価値が高まるような感覚もある。そんなことで自分の価値は決まったりしないのに。

 

あとがきにもあったけれど、登場人物皆が、死んでしまった男を通して自分自身を見つめていく過程を描いた小説なんだなと思った。

 

そういうテーマなんだな、湊かなえっぽくないな、と思いながら読み進めていたのだけれど、、、ラストが圧巻。ただ小説を読むだけで、こんなにぞわーっと鳥肌が立ったのは初めてかもしれない。流石湊かなえの一言。

 

リバース (講談社文庫)

リバース (講談社文庫)