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チェレステが錆びるほど旅したい

自転車にもそんなに乗らないし、旅にもそんなに出ない私の、頭の中に浮かんだいろんなことを記します。

「君の膵臓をたべたい」住野よる

主人公に対して、こんなに世間に対して斜に構えた男子高校生嫌すぎるな、現実に存在するならぶん殴ってやりたいな、と思いながら読み進めた。けど、その気持ちが爽やかに裏切られる読後感。

この手の話は結末は分かっているし、村上春樹のできそこないみたいな語り口にイラッとしたりもしたけど、桜良という女の子のまっすぐさがあまりにも綺麗で、そして痛々しくて、最後まで一気に読めてしまった。

 

「自分自身を見つめるくらいなら、私を見つめてよ」

 

好きな人に面と向かってこんな言葉を投げかけられる桜良みたいな人間に、私はなりたいと思ってる。

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 

 

 

近所の病院

数日前に突然39度の熱を出してしまいました。朝から体調はおかしかったのだけど、仕事中に突然熱がバーンと上がってしまい、帰りに近所の病院に駆け込みました。

 

大人になってからの39度ってほんとにしんどくて、病院の受付の人が病院に来れたからもう大丈夫ですよとにっこりほほえんでくれただけですごく安心して、ちょっと涙ぐんでしまったほど。看護師さんもとても優しくて、座って待つのしんどいでしょうからベッドに横になっていいですよと寝かせてくれて、すごくありがたかった。診てくださった院長先生も物腰柔らかで、丁寧に話を聞いてくださり、処置についてもわかりやすく説明してくださって、ホスピタリティの行き届いた良い病院だな、と、体調最悪ながらも嬉しく気持ちに。

 

その日は病院で点滴をしてもらい、なんとか家に帰ることができました。

 

次の日の朝、それなりに体調はよくなっていたけど、やっぱりもう一本点滴した方がいいということで、同じ病院に。次の日もやっぱりスタッフさんも院長先生もとても優しく、他の患者さんにもすごく丁寧に接しているのがわかり、本当に良い病院なんだなと思いました。近所に住むおじいちゃんおばあちゃんのかかりつけにもなっているようで、待合室もすぐにいっぱいに。

 

これを前提にお読みいただきたいのですが。

点滴を済ませてかなり楽になり、帰りぎわに病院の入るビルの1階で、衝撃的な張り紙を発見。

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え、、、確かに、昨日の朦朧とした意識の中で、このビルすごくガランとしてるなーとは思ったけど、テナントこの病院だけ?気がつかなかった。ていうか崩壊する危険性がある!?そりゃ誰もいないはずだわ!

あの優しい院長先生、もしかしてめちゃめちゃ立ち退き渋ってる?でも出て行く義務もなさそう?混乱。。病院もすごく患者さん多かったし立地もいいし立ち退きたくないのもわかるなぁ。でも倒壊する危険あるんだよなぁ。どんな交渉してるんだろう?賃貸借契約が見てみたい。。。

 

いろんな想像を一気に掻き立てられて興奮してしまい、また熱が出ました。この病院とこのビルの今後から目が離せない。

 

「リバース」湊かなえ

自己肯定感が低く、自分よりも優れた友人と付き合うことで、いや、付き合っていると感じることで、自分が自分の望む何かになったような感覚。すごくよくわかる。私だっていつもそうだ。自分よりもずっと優れた同僚や友人に劣等感を感じながら、自分がそういう環境に居られるということ自体で、自分の価値が高まるような感覚もある。そんなことで自分の価値は決まったりしないのに。

 

あとがきにもあったけれど、登場人物皆が、死んでしまった男を通して自分自身を見つめていく過程を描いた小説なんだなと思った。

 

そういうテーマなんだな、湊かなえっぽくないな、と思いながら読み進めていたのだけれど、、、ラストが圧巻。ただ小説を読むだけで、こんなにぞわーっと鳥肌が立ったのは初めてかもしれない。流石湊かなえの一言。

 

リバース (講談社文庫)

リバース (講談社文庫)

 

 

 

GINZA SIXのSTARBUCKS RESERVE

銀座SIXのスタバに行ったら1728円のコーヒーを勧められた。友人がそんなpostをFacebookに上げていた。そんな高いコーヒーを突然勧められるなんて本当なのか。

結論から言うと、本当だった。

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銀座SIXの6階、STARBUCKS RESERVEのレジに並ぶと、ブラックエプロンの店員に話しかけられ、コーヒーの好みを聞かれる。

「す、すっぱいのより、苦いのが好きですぅ」

「でしたら、ジャマイカブルーマウンテンはいかがですか?ちょっと価格が上になってしまうのですが…」

「お、おいくらですかぁ」

「1600円なのですが…」

1600円。税込1728円。本当だった。

 

「ち、ちょっと高いので、この960円のやつをください」

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そもそも、いちいちこんなカードをくれるということ自体、正気の沙汰ではない。

 

イケメンのお兄さん(オオサワさん)が優しく話しながらサイフォンでコーヒーを淹れてくれた。

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丁寧に淹れられたコスタリカは、雑味がなく、まろやかでとても美味しかった。

RESERVEのコーヒーを飲むときはいつもそうなのだけれど、今まで自分がコーヒーの雑味のことを美味しいと言っていたのではないかと思ってしまうほどに、素直に美味しい。

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960円のコスタリカ

 

私はなぜここで1728円のジャマイカブルーマウンテンを頼めないのか。1728円のコーヒーを勧められに来たのに。自分が小さい人間であることを実感する。

 

なぜ自分がやりたかったことと向き合えないのか。

 

そもそも、STARBUCKS RESERVEのコーヒーは普通に800円とかするので、1728円のコーヒーを勧められたとしても不思議ではない。なのに、ただ、それを勧められたかったがためだけに、のこのこGINZA SIXまで来てしまった自分。情けない。

 

隣の席で、男2女2の4人組が楽しそうにセルフィーを撮っている。SNOWのアプリも立ち上がっているだろうか。

 

本当は、ただ、テレビで話題の、おしゃれな人が集うという、GINZA SIXに来てみたかっただけなのに、どうして素直にそう言えないのか。

 

ぬるくなったコーヒーを飲み干し、足早に店を出た。

 

ブログはじめました。

頭の中にいろいろなことが浮かぶのに、何も残さないで通り過ぎるのはもったいないような気がして、ブログを始めることにしました。

 

タイトルは、ビアンキロードバイクを所有しながら全く乗っていない自分を戒めつつ、敬愛するメレ山メレ子氏からパクらせていただきました。ご本人の承諾は得ておりません。てへぺろ

 

東京在住30代独身OLの毎日をつづります。

 

よろしくお願いいたします。